イベントレポート

匠の冬の陣2017

開催概要



匠の冬の陣2017「大体験祭」

開催日時

2017/01/27(金) 17:30 ~ 22:00

会場

外苑前アイランドスタジオ
東京都渋谷区神宮前3-1-25 神宮前IKビル2F

スケジュール

17:00~ 受付開始
[17:30~18:30] 匠Method入門 ~なぜ今プロジェクトデザインスキルが必要か~ (60分)
[18:30~20:30] ワークショップ (120分)
[20:30~21:00] チーム成果発表 (30分)
[21:00~22:00] 振り返り&ネットワーキング(軽食つき) (60分)

セッション1

匠Method入門 ~なぜ今プロジェクトデザインスキルが必要か~(株式会社 匠BusinessPlace 萩本順三)

いよいよ始まりました
匠の冬の陣

トップバッターは匠BusinessPlace萩本の講演です。

プロジェクトデザインスキルの必要性を解説し、匠Methodを紹介しました。

「プロジェクトは複数の生命体である」感慨深い言葉です。萩本も言っていましたが、道・道のりを大切にすること。大切なことですが、プロジェクトの中で忘れてしまいがちですね。 そして、問題と価値の関係。価値観を共有しないと問題の見え方が変わってくる。そんな価値観の違いで問題がたくさん出てくる。みなさんも経験したことございませんか?

と、ここでマイクの調子が悪くなりました。そんなトラブルがありましたが、萩本のアドリブでマイクを外して地声でセッション継続。大きい上によく通る声なので、十分聞こえたのではないでしょうか?さすがですね。トラブルをものともせずガンガン語っています。

そして、セッションは匠Methodの解説に進みます。萩本の解説も熱を帯びてきました!

価値からデザインをすることで問題の捉え方もかわってくる。萩本のコンサルティング実践事例も交えて紹介しました。お客様の目の色が変わってくる。お客様が活き返るんですね。 2004年から要求分析ツリーを扱ってきた。そこから価値を導入するまでの動機とそこからどのように匠Methodを発展させてきたのか。そんな歴史を踏まえて匠Methodでプロジェクトをデザインする大切さについて説明しました。

最後に価値のデザインは楽しい。皆さん(セミナー参加者の皆様)、ワークショップを楽しんでください!
後続のセッションにつながるメッセージで締めくくりました。

資料

セッション2

ワークショップ

本日の目玉、ワークショップを開始しました。

4チーム(Aチーム・Bチーム・Cチーム・Dチーム)に分かれてグループごとにテーマを決めて価値デザイン(価値デザインモデル・価値分析モデル)をします。

はじめにアイスブレイクで10フィンガーというゲームを行います。笑顔も見えてリラックスした雰囲気になります。
アイスブレイクが終わったら各チーム、今日のテーマを決めました。

  • Aチーム(ファシリテーター:匠BusinessPlace 菅野)テーマ:子供の教育方針
  • Bチーム(ファシリテーター:匠BusinessPlace 山形)テーマ:人員のモチベーションを高めたい
  • Cチーム(ファシリテーター:匠BusinessPlace 清水)テーマ:ゆとり世代の部下を本気にさせるプロジェクト
  • Dチーム(ファシリテーター:匠BusinessPlace 篠原)テーマ:匠Methodで教育ビジネスを企画してビジネスチャンスをつかむ!

テーマを決めたら、各チームモデリングに進みます。価値デザインモデルからはじめるチームもあれば価値分析モデルからはじめるチームもあります。 時間は両方合わせて2時間と短いのですが、皆さん集中して進めていきました。結果としてはどのチームも完成に近いレベルまでまとめていきました。 どのチームも笑顔を見せながら真剣なディスカッションが繰り広げられ、会場が熱気に包まれました。

セッション3

チーム発表

チーム発表の1番手はCチームです。
難しい課題にチャレンジしたが、モデル間の行き来をする中でモデルをブラッシュアップする流れを経験することができたとのこと。 また、ゆとり世代が本気になってから得られる価値を意識したが、そもそも本気にさせる施策に気が回らなかったという感想もありました。 発表者の方もご本人「ゆとり世代です」との紹介もあって笑いをとる一幕も。トップバッターにも関わらず堂々とした発表でした。

続いて2番手はAチームです。
範囲が広がりがちなテーマだったので、スコープや主語(誰のプロジェクト?)の判断が難しかったとのこと。 ただし、ステークホルダーをイメージすることで、具体的に考えることができたようです。 慣れた雰囲気で落ち着いた発表でした。お子さんがいる方が多く、皆さん持ち帰って実践しようと思っているようです。

3番手はBチームです。
このチームは進捗がよくモデルの完成度が高いチームでした。 他人視点で価値を描くことや価値を書くときに仕組みを考えるのが難しかったと、匠Methodを存分に味わった感想が出ていました。 参加者のみなさんの意見をまとめてチームとしての成果をわかりやすく伝えていました。

いよいよ最終発表。Dチームです。
新しいビジネスを考えるということで空中戦になりやすいテーマでしたが、それぞれの意見を出しがらまとめていくのでまとまりやすいとのこと。 「価値について考えた一日でした」というこのワークショップを締めくくるかのような感想の一言が出ました。 発表者の方は、実践で新ビジネスを考えているそうで、こんなに早くまとめることができるのは驚きだったと言っていました。

振り返り&ネットワーキング(軽食つき)

ネットワーキングはフードユニット「GOCHISO」様に用意していただきました。見た目もおしゃれな料理に舌鼓。
まずはチームごとにワークショップの振り返りながらお酒と料理を味わいます。皆さん、ワークショップですっかり打ち解け自然に会話も弾みます。

ネットワーキング中盤にチーム対抗のゲーム企画「パーセントファイト」を開催しました。優勝はAチームです!
優勝商品の書籍「匠Method」サイン本は残念ながら当日に間に合わず後日配送とさせていただきました。
最後に匠BusinessPlaceのサービス紹介プレゼンを行い、大盛況のうちに閉会となりました。

体験祭(ワークショップ体験イベント)は今後も開催する予定です。
残念ながら今回ご参加いただけなかった方は是非ご参加ください!